2024年7月1日、日本髪の講習会を行いました。
講師は西支部組合員の「野上マサエさん」です。
日本文化の象徴の一つである日本髪を結い上げる技術を教えてくださいました。
長年使われてきた道具にもこだわりがあり、その使い方から理由まで一つ一つ丁寧に教えて頂きました。
画像に写っている髪を抑えている物は今の時代には入手困難の「昔の和紙」が使われているとのこと。
よく見ると昔の印刷らしき文字が見えています。
現代の和紙では求める機能性を持っておらず使いづらいそうです。
古い日本家屋の解体時に廃棄される物の中から運が良ければ手に入るかもしれないほど貴重な和紙だと教えて頂きました。
現代のゴムやピンなどは一切使わず、
鏡も必要とせず、
立ち位置、
腕の角度、
目線、
日々の練習から研ぎ澄まされる感覚でこの日本髪は完成するという。
多くの現代の美容師は日本髪の本質を知らない。
この素晴らしい伝統的な技術をどのように継承したらいいのか考えさせられました。
完成です。
後ろです。
数々の作品も見る事が出来ました。
現代ではこの様な勉強講習会はあまり無いかと思います。
野上先生の目線から映る貴重な技術映像も記録する事が出来ました。
西支部の宝としたいと思います。
その様な貴重な講習して下さった野上先生、この度は誠にありがとうございました。
とても楽しい勉強会でした。
副支部長 平原でした。